令和3年度 介護ロボット事業の取組み

事業概要

  1. 神奈川県委託事業「介護ロボット・ICT導入支援事業」
  2. 介護・生活支援ロボット普及推進協議会・活用研究会
  3. 科学的介護情報システム(LIFE)推進委員会、作業部会事業
  4. 神奈川県委託事業「介護×テクノロジー」活用オンラインセミナー 
  5. 介護ロボット導入・活用研修WEBセミナー(横浜市総合リハビリテーションセンター)

実施状況

介護ロボット・ICT導入支援事業

 (神奈川県受託事業)

新たな技術を活用した介護ロボットやICTのテクノロジーは、介護従事者の身体的負担の軽減や業務の効率化など、介護従事者が継続して就労するための環境整備として有効性が期待されており、テクノロジーの活用等により、2040年時点において必要となるサービスが適切に確保される水準の医療・介護サービスの生産性向上を目指すこととされています。
そこで、神奈川県地域医療介護総合確保基金(介護分)を活用して、県内に所在する介護サービス事業所における介護ロボット・ICTの導入を支援する「介護ロボット導入支援事業費補助金」および「ICT導入支援補助金」の普及および申請支援を行うとともに、介護ロボット・ICTに関する幅広い総合相談窓口を設置、対応しています。
 

介護・生活支援ロボット普及推進協議会、活用研究会事業

「介護・生活支援ロボット普及推進協議会(以下、「協議会」という。)を、介護ロボットを開発するメーカー側と、実際に活用する介護施設などの「ミスマッチの解消」を目的として平成30年度に発足しました。
令和4年4月1日現在では、企業 約46社、事業所 約30施設が参加しています。
行政や専門機関もオブザーバーとして参加し、組織の枠を超え、介護業界の人財確保に向け、活動しています。
主な事業は、展示会・導入相談会、実証実験等です。令和元年度から、分科会を発足させ、実証実験の報告等を行うとともに、介護ロボット認証制度の準備を開始しました。
 

会議(第1回~4回WEB開催)

展示会・導入相談会」の主催
   令和3年11月27日(土)@千葉県福祉ふれあいプラザ(千葉県福祉機器展)
   令和4年1月20日(水)介護ロボット地域フォーラム@静岡県

実証実験
 コロナ禍の影響により、実証実験を行う施設内への立ち入りの制限などもありましたが、マッチング件数は数件となりました。
 一方で、ニーズがあったもののコロナ禍での「まん延防止等重点措置」の適用などもあり、途中で実施を見合わせるケースもありました。

かながわ介護・生活支援ロボット認証実施準備
 介護ロボットの信頼性を評価する「かながわ介護・生活支援ロボット認証」制度に向け、専門家による準備委員会を発足させ、ガイドラインなどの準備のほか、二次審査機関向けの打ち合わせを活用研究会にて実施しました。
 

科学的介護情報システム(LIFE)推進委員会

 令和3年度の介護保険制度改正に伴い、科学的介護情報システム(「以下LIFE」)への推進が加速しました。
   LIFEへの取り組みについては介護事業所におけるITリテラシー強化や体制づくりなど、現場が必要としている支援を行う為、作業部会を立ち上げ、模範となるべくモデル事業の実装を行って参りました。
作業部会が行ったモデル事業は2法人4事業所において、通年でLIFEへの取り組みや体制づくり、課題などを適時発表して頂き、参加委員との共有を図りました。
 

 定例会議(委員会年2回/作業部会年3回)
・科学的介護情報システム(LIFE)推進委員会
   令和3年5月~令和4年3月
  ・科学的介護情報システム(LIFE)作業部会①②
   令和3年5月~令和4年3月
 

「介護×テクノロジー」活用オンラインセミナー

(神奈川県受託事業)

 要介護者の増加や介護業界の人材不足が加速する中、高齢になっても笑って元気に生き生きと暮らせる社会の実現を目指すには、「要介護者自身の生活の質の維持・向上」及び「介護現場の負担軽減・質の向上・イメージアップ」を図る必要があります。介護ロボットやICT等の活用は、こうした課題への有効な解決策となり得るものであることから、オンラインセミナーを開催することで県内の介護施設における導入促進を図ることを目的に、オンラインセミナーを開催しました。

日時:令和4年2月22日(水) 13:00~16:15
方法:Zoomウェビナーを用いたオンラインセミナー
 

介護ロボット導入・活用研修WEBセミナー

(横浜市総合リハビリテーションセンター)

介護施設や障害者施設の施設長、管理者及び従事者の方を主な対象として実施した介護ロボットを活用するためのオンライン研修において講師として全3回登壇しました。

ページトップ